生活者の「家族」「家族のように感じる関係」意識に着目、ピックアップした12の「n=1」事象から、これからの「家族」観がインサイト起点で明らかに。
※本記事は、2023年4月のプレスリリース記事からの転載です。
変容しつつある「家族」の姿
働くお母さんの増加、男性の家事 / 育児参加拡大など、家族の中の「役割」が多様化し、一人一人がスマートフォンやSNSにつながるライフスタイルが定着、食や家事も個々に行うことが増加している中、家族の時間の過ごし方やコミュニケーションが変化していることが指摘されています。
また、かつて主流で標準的とされた「核家族世帯」が全世帯の約4分の1に減少し、少子化の中「家族」自体この先どうなってしまうのかという声も聞かれます。
これからの「家族」を読み解く「12個の具体的な事象」と「6個のオポチュニティ」
デコムの得意とする消費者インサイト分析力を活かして、ステレオタイプではないこれからの「家族」を見出す社内プロジェクト、「ネオ・家族レポート」を立ち上げました。
生活者の「家族」「家族のように感じる関係」意識に着目し、12の「n=1」事象をピックアップし、「家族」が変容する中での、生活者の「家族」への未充足欲求を分析し、これからの「家族」オポチュニティとして抽出しました。
これから「家族」を新たに形成する世代は、どのように家族に踏み出し歩んでいくのかを考察するような内容にもなっています。
明らかになった12の新しい家族観
本レポートでは、12の新しい家族観から導きだしたオポチュニティをご紹介しています。
一部、内容をご紹介します。
<ネオ家族オポチュニティの方向性/オポチュニティ・マップの象限(①~⑥)>
つかずはなれず
~ここちよいパーソナルスペースを保ちながら一体感を楽しみたい。~
<共感ポイント>
同じ空間にいても家族全員が自分本位に過ごせる
<代表する消費者事象(n=1)>
寝る時だけは好きなように寝かせて!誰にも邪魔されないシュラフ睡眠
寝床にはベッドがあるにも関わらず、掛け布団は存在せず、家族みんなシュラフで寝ている。 季節ごとにシュラフの最適温度ランクも替えて、各自数種類のシュラフを使っている。寝るときは誰にも邪魔されず好きなように寝たい。いろんな人に干渉され、ストレスフルな日常を送っている。
(男性/48歳/埼玉県/既婚/子供2人/正社員/850万~1000万円未満)
<なぜ新しい家族の在り方が求められるのか>
家族の気配は感じたいけど、お互いに邪魔されず好きなように過ごしたい
<関連するトレンド>
・お互いの気配も感じながら温度・光・音等を自分好みに調節できる「セパレート寝室」
・スマートウォッチ普及で広がる自分だけが起きられる「振動アラーム」
<欲求に紐づく社会背景>
働き方・生活スタイルの多様化/パーソナライズされた商品・サービスの増加
「新しい時代の家族観」を捉えた “ネオ・家族レポート”
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