広告代理店でマーケティング・プランニングに携わった後、出産を機に独立しました。徐々に、広告がらみのお仕事より、商品開発やそれにつながるリサーチ分野が面白くなり、今では、グループインタビューなどの定性調査が、仕事全体の8割以上を占めます。
定性調査の面白いところ(弱点でもあるでしょうが)は、分析等において、100%の客観性は持てないというところでしょうか。客観性が重要であるということは大前提としつつ、その上で、分析者である我々の経験値や洞察力、センスが求められていることを痛切に感じます。街を歩くのも、ご飯を食べるのも、子どもたちと話すのも、すべて仕事に生かすことができ、さらに、あらゆる仕事が、私自身の生活に入り込んでくる、大げさかもしれませんが、そういう循環が感じられる仕事です。
<商品・アイデア開発>×<定性調査・定性情報>のゆるやかな枠の中で、インタビューに限らず、アンケートやブログなどの文字情報、エスノグラフィ、コラージュ等など、幅広い分野に首を突っ込んでいけたらなぁ、と考えており、そんな中で、デコムと出会いました。