|株式会社デコム | PARTNER INTERVIEW

PARTNER INTERVIEW

パートナーインタビュー

広告代理店でマーケティング・プランニングに携わった後、出産を機に独立しました。徐々に、広告がらみのお仕事より、商品開発やそれにつながるリサーチ分野が面白くなり、今では、グループインタビューなどの定性調査が、仕事全体の8割以上を占めます。
定性調査の面白いところ(弱点でもあるでしょうが)は、分析等において、100%の客観性は持てないというところでしょうか。客観性が重要であるということは大前提としつつ、その上で、分析者である我々の経験値や洞察力、センスが求められていることを痛切に感じます。街を歩くのも、ご飯を食べるのも、子どもたちと話すのも、すべて仕事に生かすことができ、さらに、あらゆる仕事が、私自身の生活に入り込んでくる、大げさかもしれませんが、そういう循環が感じられる仕事です。
<商品・アイデア開発>×<定性調査・定性情報>のゆるやかな枠の中で、インタビューに限らず、アンケートやブログなどの文字情報、エスノグラフィ、コラージュ等など、幅広い分野に首を突っ込んでいけたらなぁ、と考えており、そんな中で、デコムと出会いました。
ひと言でいうと、リサーチ会社を名乗っちゃうなんて、反則でしょう、という感じ。はじめてデコムの報告書を見た時は、ポカンとしました。面白いし、大胆。めちゃくちゃ分かりやすい。
だけど、こんなに思い切っちゃって、ほんとにいいの?と。何かと理屈っぽくなりがちなリサーチ業界では、完全に異質だと思います。その報告書の背景には、珠玉混合の定性情報の山から、ピカッと光る「インサイト」を取り出す、独自のリサーチ~分析プロセスがあります。非常にめんどくさく、うんざりするほどの緻密な作業を経て、表現するときは、大胆に、大松さんの言葉を借りると、「やんちゃ」になることが求められます。
正統派を好む方にはお勧めしません。コツコツ積み木を積むのが好きだけど、どこかに、ちょっと、へんちくりんなコト・モノを紛れ込ませたい願望のある方なら、扉を叩いてみる価値はあるのではないでしょうか。
最後に、外部スタッフとして、気に入っている大事なことが一つ。インタビューの仕事を減らしたくないという私のこだわりを尊重してくださることに感謝しています。時間の管理や作業工程管理など細かい面がある一方、働き方や仕事の内容など、「質」の部分は、こちらの希望をフラットに聞いていただける。私にとっては、大変ありがたい関係です。
デコムさんとお仕事をさせていただき、2年ほどになります。
ビジュアル刺激法やアイデア評価調査などの定性情報分析や、MROCのコミュニティマネージャーをお手伝いさせていただいています。
ビジュアル刺激法では、対象者の方が思い描く感覚的な世界のなかにおじゃまして、「何をどう感じたのか」を探りあてていくような作業に面白さを感じます。MROCでは、他のコミュニティマネージャーさんとともに連携し、相談しあいながらチームワークよく進めていけるので安心感があります。
調査会社勤務時代を含め、私がこれまで経験してきた調査方法とは異なる独特の手法に驚きやとまどいもありましたが、社員の皆さまにはご多忙のなか、丁寧にご対応いただき、毎回発見や勉強をしながら、お仕事させていただいています。
デコムさんの手法は、以前マーケティングの大先輩に伺った「調査結果に正解はない、マーケティングの答えは自ら導きだすもの」という言葉を体現していると実感します。
また、独自のスタイルを確立しつつも、柔軟な発想力を持ち、目標に向かって真っ直ぐに進んでいくパワーを感じます。
フリーランスで生活者分析のお手伝いをしておりますが、デコムさんではインサイトリサーチの分析やアイデア開発、MROCの運営、ダイレクトマーケティングの表現分析、訪問インタビューの実施など、幅広くお仕事の機会をいただいています。
手法としてのインサイトリサーチもユニークですが、単発での調査分析や固定化した結論を導くというよりも、クライアントと発見のプロセスを共有化し、クライアント自ら新しい発見を生み出していただくような動的な提案のスタイルが、なによりデコムさんのお仕事の醍醐味だと思います。
インターネットリサーチが広まり、短期間でフラットなデータを得ることは昔より容易になる一方で、次の「発想」「創造」「アクション」に結びつく有益な情報を発信できているか?ということは、リサーチやプランニングに携わる者としての大きな課題です。
ひとつひとつのインサイトを感じ取ることから、大きな意思を見つけ出す面白さを、デコムさんのお仕事を通じて改めて実感しているところです。
手法やアウトプットのアウトラインがしっかりしており、明解な作業指示をいただけるので、外注スタッフとして動きやすいと感じています。
しかし長期間のプロジェクトになると、時々、当初の予定が大幅に変更になることも。多少なり現場がばたつくのも実際なのですが(笑)、これも最初のフレームにこだわらず、クライアントの事情や先の提案のあり方を把握しながらフレキシブルに対応し、より高いクオリティを目指す、デコムさんの志の証です。
ひとつのプロジェクトの完了後、必ず全体の所感を交換する機会があるのですが、外注スタッフでもデコム・スタイルを共有化させていただいている感覚があります。少人数で若い会社であればこそ「仕事は作っていくもの」という手応えがあると思います。
私個人のお話をすると、小学生の子どもや後期高齢者に差し掛かる親を持っており、仕事だけを生活時間の主軸に置けない環境の中で、できる範囲での仕事をお受けしています。ミーティングは最小限として、時間に縛られることなくメールのやりとりで仕事を進行していけることはとても助かります。スケジュールや、報告のフレームなどなんでもご相談しながら、プロジェクトに参加できることをとてもありがたいと思っています。