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消費者のインサイトから、新商品やプロモーションのアイデア開発を行う場面で、こんな問題が起きていませんか?

So What?問題

インサイトを共有したら「だから何?」の反応。
なんとなく面白いけど、具体的なアイデアにつながらない。

インサイトは、具体的なアイデアやアクションを導き出すためのものですから、問題です。

この問題を解決するシンプルな方法が、今日ご紹介するデコムの「インサイト必須4要素」です。

お茶漬けのもとを買わない人がターゲットのアイデア開発事例

カギとなった、お茶漬けのもとのインサイトはこうです。

「顆粒のカサッカサッという音が、孤独感と寂しさにつながっている」

ひとりでお茶漬けを食べるとき、顆粒のカサッカサッという音を聞くと孤独でさみしい感じがしてきて、好きじゃない。
最近は個食化で、家族と住んでいても一人で食事をする場面が増えている。

アイデアを確実に導く「インサイト必須4要素」

【シーン】ひとりでお茶漬けを食べるとき
【源泉要因】顆粒のカサッカサッという音
【情緒】孤独でさみしい感じがしてくる
【背景要因】個食化

→アイデア:生タイプのお茶漬けのもと
生タイプにすることで「顆粒のカサッカサッ」を解消する

この4要素が揃って、はじめて文脈(コンテクスト)となり、アイデアにつながります。

これが、例えば、「お茶漬けのもとは、孤独で寂しい感じがするから好きじゃない。」だと、どうでしょうか?

一見、面白そうなインサイトだと感じるかもしれませんが、「孤独感」という問題をどのように解消すればよいのか?
そのアイデアのヒントが、ここにはありません。

インサイトはアイデアを導くためのものですから、これはインサイトとして失格です。

もし、これから「クリエイティブジャンプ」という大義名分でアイデアを考えたとしたら、

→アイデア:お茶漬けのもとのSNSキャンペーンでつながろう
SNSでの人との繋がりで孤独感を解消する。

みたいに、的外れのアイデアになってしまう可能性があります。
問題はそこではなく「顆粒のカサッカサッ」にあるわけですから。

「クリエイティブジャンプ」に頼ってはいけない

インサイトからアイデアを導くのは、最後は個々人の「クリエイティブジャンプ」だと主張する人がいます。
しかし現実は、なかなか上手く行かないことの方が多いのです。

「クリエイティブジャンプ」が無くても、アイデアが導けるインサイトの捉え方をすることが重要なのです。

「インサイト必須4要素」には、ファクトが含まれていなければならない

4要素の内、客観的事実が含まれていなくて良いのは【情緒】だけです。
これはその人の感じ方の問題なので主観でOKです。
しかし、その他の3要素【シーン】【源泉要因】【背景要因】には、必ず人の感じ方に左右されない、客観的事実が含まれていなければなりません。

この客観的事実が、アイデアに直接的なヒントを与えてくれるのです。