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代表挨拶

2004年にデコムを設立し、一貫してインサイト発見によるビジネスや社会への貢献を生業としてきました。

創業の経緯をお話しします。私は新卒で入社した広告会社を1999年に退職し、個人事業主として独立して仕事をしていました。
バブルが崩壊し失われた10年の中にあって、成熟した市場でいかにビジネスを伸ばすかを皆が模索していました。
インサイトという考え方に出会った私は、その魅力に取りつかれていきました。
成熟した経済や市場の中で、インサイトは成長の突破口を導き出してくれるものである。
とても重要だがその発見は難しく、再現性のある方法も存在していない。
みんなが求めているが十分充たされていない価値が、インサイト発見にはあると考えていました。

しかし「本人も気づいていない欲求」などと話を始めると、胡散臭い目で見られることもしばしばでした。
当時、企業の役員クラスの方々の多くは、顕在化した顧客の問題であるニーズが重要だった高度成長期に出世を遂げた方でした。
そもそも「顧客の潜在的な問題の発見に取り組むべきである」という問題意識をお持ちではありませんでした。
そんな中でも、私の問題意識に共感してくださる方がいて、少しづつ仕事の依頼を増やしていくことができました。

2006年には、日本初のインサイトリサーチに関する書籍「図解やさしくわかるインサイトマーケティング」を上梓しました。
当時、アジアでも類書がなかったということで、韓国、中国でも翻訳されました。
デコムは、国内及びアジアにおいて、インサイトリサーチやデザイン思考のコンサルティング領域では先駆けとなった一社だと思います。

私が一貫してこだわってきたのは、インサイトの発見を組織的に再現性をもって実現することです。
個人的にセンスと経験が豊富だからインサイトを発見できる、ということでは社会全体への貢献は限られます。
インサイト発見の方法を体系化し道具をつくり、業務プロセスを定めることで再現性をもって、多くの顧客にサービスを提供できます。

創業当時から比べれば、マーケティングや研究開発、事業開発、イノベーションなどの領域において、インサイトの重要性に共感してくださる方は多くなりました。
ただ、私たちの支援の機会はまだまだ沢山あると思っています。デコムが保有するケイパビリティを、もっと多くの企業や社会に役立てたい。
顧客と社員と一緒に、私たちの掲げるビジョンを実現していきたいと思います。

大松孝弘 株式会社デコム 代表取締役社長

大手広告会社を経て、2002年デコムを創業。インサイトやアイデア開発支援に関する著書、講演は、海外も含め多数。2006年に日本初のインサイトリサーチに関する書籍「図解やさしくわかるインサイトマーケティン グ」を上梓する。近著にAmazonでベストセラーとなった「『欲しい』の本質 ~人を動かす隠れた心理『インサイト』の見つけ方~ 」など。デコムは、「世界中の人々の声なき声をカタチにする」というPURPOSEと「気持ちいい未来をデザインする」というVISIONを掲げて事業を行っている。

BOOKS・MEDIA

書籍・メディア


出版本

大松孝弘,波田浩之 著

チャンスは常に人々の「隠れ不満」の中にある。いま「ほんとうに欲しいもの」は、消費者本人も自覚できていません。

社会が成熟した現代に重要なのは、「本人も無自覚な不満」を理解することです。本書では、この「無自覚な不満」を起点にして、「ほんとうに欲しいもの」を見つけるシンプルなフレームワークを紹介しています。

松本健太郎 著

ヒットする商品・サービスが出せなくて困っている人のために、「インサイトに基づく商品・サービス開発」という新しい考え方を提示して、そのための手法に焦点を当てた1冊です。職業・職種の領域を問わずに「ヒットする商品・サービスを生まなければならないけど、どうしたら良いかが分からない!」という人にとって役立つ内容になっています

松本健太郎 著

本書は、締め切りが近いのに新しいアイデアが出ない人、マーケティングリサーチをやっているのに有益なヒントを得られない人、アイデアを考えるために情報収集しているのにヒントが得られない人、そんな「努力しているけどアイデアが浮かばない人」のために、新しいマーケティングリサーチ手法の1つである「新奇事象」を通じて「アイデアの種」を大量にゲットしてもらう1冊です。

大松孝弘,波田浩之 著

デコムが600以上の案件で培ったフレームワーク、メソッドを豊富な事例とともに公開

(日本実業出版社)JMRX著

約20名の著者の中で、「インサイトリサーチとアイデア開発」に関しては、代表の大松孝弘が担当しました。

<第5章 アイディア開発>

1 課題解決ソリューション
2 アイディア開発:アイディアとインサイト
3 インサイト
4 アイディア開発へのリサーチ活用法
5 アイディア開発のフレームワーク
6 ワークショップの活用
7 アイディアの検証

大松 孝弘,宇佐美 清,波田 浩之 著

デコムのノウハウが本になりました。

私たちのインサイトについての考え方や、調査の進め方、分析手法などについて紹介しています。

大松 孝弘,宇佐美 清,波田 浩之 著

「図解 やさしくわかるインサイトマーケティング」が中国でも翻訳出版されました。

大松 孝弘,宇佐美 清,波田 浩之 著

「図解 やさしくわかるインサイトマーケティング 」が中国に続いて、韓国でも翻訳版が発売されました。

書籍掲載実績

宇佐美 清 著

ブランディング戦略プランナーの宇佐美清さん(株式会社MUSB取締役)最新著、『 ズラす!思考』でデコムのインサイト調査が紹介されました。

加藤肇、中里栄悠、松本阿礼 著

JR東日本企画の駅消費研究センター著、『移動者マーケティング 』にデコムのビジュアル刺激法が紹介されました。

宇佐美 清 著

ブランディング戦略プランナーの宇佐美清さん(株式会社MUSB 取締役)著、『 USAMI のブランディング論』でデコムのインサイト調査が紹介されました。

大松孝弘,波田浩之 著

宣伝会議発行、監修・編集協力マクロミル

マクロミル監修の『ネットリサーチ活用ハンドブック』に、代表の大松がインサイトリサーチに関する原稿を執筆しました。

『ネットリサーチ活用ハンドブック』に掲載された、キリンホールディングスキリン食生活文化研究所所長の太田恵理子様のインタビューの中でも、デコムと行ったインサイト調査についてご紹介いただきました。内容について以下引用させていただきます。(87ページ)


同社では、ネットリサーチの自由回答を用いた実験的な調 査も行っているという。例えば、消費者の潜在的心理を引き出す「インサイト調査」をネットリサーチで実施する試みだ。従来は、デプスインタビューなどで調 査する内容だが、デプスインタビューでは深く訊くことができる一方で、調査に時間がかかり、インタビューできる人数も限られてしまう。そこで、定性的な質 問内容をパターン化し、「焼酎の存在意義」をテーマに、ネット調査で100サンプルから自由回答を集める実験的な調査を実施したという。「定性的な調査では、どのように質問するかがポイントになりますが、インサイト調査に豊富な経験を持つデコム社と共同で手法開発・実施することで、ネッ トリサーチでも比較的満足がいく回答を集めることに成功しました。ネットとデプスの結果を比較してみたところ、表現の違いはあるものの、ポイントとなる意 見は同じように出ましたが、サンプル数が多いネットでは、深さはない代わりに、面白いコメントや広がりのある自由回答が集まりました」(太田氏)

雑誌掲載実績

日本マーケティングリサーチ協会の会報誌『 Marketing Researcher 』に代表の大松が、「調査結果をベースにしたワークショップ実践のコツ」と題して寄稿しました。

日経情報ストラテジ―(2014年12月号) 『データ分析が生んだ50の発見』特集において、当社のビジュアル刺激法デプス版の結果を活用したプロモーション例が紹介されました。

日本マーケティングリサーチ協会の会報誌『 Marketing Researcher 』に代表の大松が、「アイデアを生むためのリサーチとワークショップ」と題して寄稿しました。

日経MJ(2012年8月10日付)に当社のビジュアル刺激法モバイル版を活用した実施例が掲載されました。

日経MJ(2012年5月11日付)に当社のインサイトリサーチを活用した某飲料ブランド再構築・新商品開発プロジェクトによる躍進についての記事が掲載されました。

内容について、以下引用させていただきます。(34ページ)


・特集『データ分析が生んだ50の発見』
デコムの大松孝弘代表取締役は「通常のインタビューでは、顧客が理屈を後付けして回答することが多い。この手法だと、それを回避して、あいまいな動機や心理を浮かび上がらせることができる」と説明する。
jekiの深層心理分析で、顧客に対し、駅ナカを利用している気分に近い写真は何かを尋ねたところ、「部屋の照明スイッチでを指で押そうとしている」「車が全く通らない田舎の舗装道に人が寝転がっている」といった写真を選ぶ人が多かった。それらを起点に深層心理を探ると「駅ナカは気持ちを切り替える場」「目的なく立ち寄る場で、興味深い商品を見つけるとうれしくなる」などの回答を引き出せた。
その結果を受けて、買い物実態調査を実施。移動中に買うものを決めるケースは一般では3分の1にとどまるが、駅ナカではその割合が8割に達すると分かった。これを受けて、ある商品のプロモーションに、電車内のデジタルサイネージを活用。「その商品の、駅ナカでの売り上げを高めることができた」と、加藤センター長は分析の成果を明かす。

Web連載

テレビ出演

ちょっと変わったマイブーム=新奇事象が大人気商品やビジネスチャンスを生む! 新奇事象から生まれた人気商品を紹介! 「ノートを可愛く彩りたい」と願う女子が工場で使われるあるモノに注目し、大ヒット商品となった文房具とは? 多くの人が共感するイライラや悩み! そこから新たなビジネスが生まれている! 夫婦での買い物中によく起こるイライラを解決する新ビジネスとは!?新奇事象の案内人として、デコムのデータサイエンティストである松本健太郎が出演。

作家・村上龍が旬の経済人をゲストに迎え、旬の経済テーマについて語るトーク番組『カンブリア宮殿』で、当社のビデオエスノが紹介されました。