デコムでは、16年に渡り700案件以上のインサイトリサーチや「インサイトフルな組織」をつくるための研修や参加型ワークショップなどの教育支援を行ってきました。多くの組織の実態を見てきて「インサイトフルな組織」と「消費者理解が浅い組織」には7つの違いがあることに気づいたのです。
「インサイトフルな組織」であるか否かが、競争力を決めるカギ
あらゆる市場がコモディティ化し、技術的、機能的な差が付けにくく、すぐに同質化してしまう環境下では、いかに顕在化していない欲求(インサイト)を見つけ出し、それを自社が提供できる価値で充たすかが重要です。
消費者に対する表面的な理解では通用しない今、「インサイトフルな組織」であるか否かが企業の競争力を決める大きな要素となっているのです。
「インサイトフルな組織」と「消費者理解が浅い組織」の7つの違い
あなたの組織は、次の項目の内、いくつあてはまるでしょうか。もし、ひとつでも当てはまるようなら、あなたの組織はもっと「インサイトフルな組織」になれる可能性があるということです。
- 小手先の消費者理解で分かった気になる
・消費者で起きている新しいトレンドなどについて、現象面だけを捉えて企画を進める
・なぜ、そのようなことが起きているのか?人がどんな欲求を持っているからか?深く考えられていない - 製品や市場ばかりで人間を見ていない
・競合の動向や自社製品の特徴から、消費者のインサイトをこじつけている
・製品やカテゴリーを離れて、人間の興味関心に寄り添うことから始めていない - 人間のデビルな欲望に目を向けてない
・よこしまな欲望と善の気持ちの狭間で葛藤するのが人間だが、善の欲求にしか目を向けない
・デビルな欲望も見ないとターゲットの本当の欲求は理解できない - インサイトの要件が定義できていない
・インサイトの定義や要件がバラバラ
・客観的な事実に基づいていない感情をインサイトと呼んでいる - インサイトのリサーチ技術を知らない
・普通に聞いても答えてもらえないのがインサイト
・本人も気づいていない欲求を明らかにする技術や手法を知らない - 探索型のリサーチをデザインできない
・仮説を検証する調査は企画できても、仮説を探索する調査の企画ができない
・定性調査も、自分がやりたいことの検証になっている - インサイトの客観的な評価方法がない
・インサイトを自分の都合のいいように解釈している
・ニッチなインサイトか広く一般性のあるインサイトかの判断ができていない
デコムでは、この7つの要諦をレベルアップさせる教育プログラムの提供で多くの実績があります。