【連載12回目】デコム入社一年目ぴかりんの行動経済学を語ってみた! | 株式会社デコム
INSIGHT LAB

【連載12回目】デコム入社一年目ぴかりんの行動経済学を語ってみた!

皆さんこんにちは、切った爪がぶっ飛び見つからなかったぴかりんです。その一週間後に足の裏に刺さり一人悶絶しておりました。
今までどこにいたんだよ、探してるときはどこにもいなかったはずなのに・・・。

前回までのぴかりん
【連載11回目】デコム入社一年目ぴかりんのブランドパーパスについて考えてみた!

今回は、ランチを先輩と一緒に食べに行った時の話です・・・。

最近、PayPayなどのキャッシュレスサービスが増えあまり現金を持ち歩かなくなりましたよね。私もそれをやらかしまして、先輩に一旦借りることにしました。その時です。

「おっし、ゲームをしようじゃないか」

「え、どんなゲームですか?」

Q1ぴかりんはどちらかを選ばなくてはいけない。
①ぴかりんは必ず俺から1000円もらえる。
②コインを投げて表なら1500円もらえる。裏だともらえない

「そんなの確定①に決まってますよ」

「じゃあこれはどう?」

Q2ぴかりんは必ずどちらかを選ばなくてはいけない。
①必ず、1,000円を返す
②コインを投げて表なら払わなくてOK。裏なら1,500円返す。

「ん~、それだと②ですかねぇ・・・。」

「あら、変えてきたねぇ・・・。なんで変えた?」

ぴかりんは困った。なんでかなんてわからん。なんとなく損しない方を選んだんだけども・・・。

「これはある実験で検証されてるんだけどね。Q1は①を選びがちになってQ2だと②を選ぶんですよ人って。これは行動経済学ってやつでね、インサイトに関わる話なんで、調べてみると良いよ」

~人は合理的に動く?~

行動経済学とは、人は合理的には動かず非合理性が働いている。と証明した学問であり、リチャード・セイラー氏がノーベル経済学賞を受賞したとのこと。ん~インサイトとどう関係があるのかなぁ・・・。さっきの問題と関係があるのか?

助けて先輩~!
「仕方ないなぁ。さっきの問いだと、Q1の場合はすんなり得が確定する方を選んだのに、Q2では損が増すかもしれない方を選んだところが非合理性だよ」

なるほど、得が出るときは得を確実に得る方を選択するのに損の時はもしかしたら損がなくなるを選ぶのはおかしい。株投資とかパチンコにはまる人の理論だな。

「パチンコ打ってて1万円負けている状態でもしかしたら後1万円であたるかもしれないし継続!」とかって変な話だもんな。確率はどこでも同じはずなのに。これが非合理性か。

「そうそう。ここまでやったんだから引き下がれない!とか続ければ利益になるかもって全く合理的じゃないんだよね。じゃあこれが同インサイトに関わるのでしょうか?」

分かってきたぞ!
インサイトは「人を動かす隠れた心理」。消費者に聞いたときに出てくる不満は「合理的に見せているだけの不満」ってことだな。だから「高いから買わない」「量が少ないから買わない」って確かに合理的判断っぽいもんな。だから人が本当は感じている不満を抽出してあげないとダメ!ってことだな。

行動経済学について学んだぴかりんであったがまだまだインサイトについては半人前。
がんばれぴかりん。負けるなぴかりん。ぴかりんの成長はまだ始まったばかり。

>>>STEP12につづく