With/Afterコロナに企業が注視すべき消費者の新・欲求“ニューノーマル・プラネット2.0”を発表
デコムでは、緊急事態宣言下の4~5月に調査を行い“ニューノーマルプラネット”を発表しました。
その続編として、次のことを明らかにするために、宣言解除後の6~7月にも調査を行いました。
「緊急事態宣言が発令されステイホームを続けていた時と、宣言が解除された後では、消費者の行動や心理は変わるだろう。もし変化しているとしたら、どのような変化なのだろうか。」
宣言解除後、ニューノーマルに向かって動き出した消費者の“新・欲求”を捉える
消費者は、日々コロナの感染者数のニュースに触れ、感染拡大に注意を払いながらも、ニューノーマルに向かって動き出しています。
新しい欲求が新たな生活/消費行動を生んでいます。
この“新・欲求”と企業が提供する価値にギャップが生じると、ビジネスは縮小に向かいます。
逆に、このギャップをいち早く発見し、埋めて行くことができれば、それは大きな機会となるのです。
いま求められているのは、スピードです。
「消費者の欲求の変化をいち早く捉え、素早く実行に移して頂くための示唆を提示する」これが本レポートに込めた想いであり、パーパス(存在意義)です。
短期間に大量の定性情報(n=1)を収集する、オンライン調査手法を活用
宣言解除後に、コロナの影響で変化した生活/消費行動(n=1の定性情報)をオンラインで1,138件収集し分析を行いました。(※1)
具体的には、コロナ禍で変わった生活行動に関して、人はいつどんなときに(シーン)/どのような要因によって(ドライバー)/どのような感情を伴う価値や不満を感じて(エモーション)/その背景にはどんな生活や価値観があるか?(バックグラウンド)といったインサイト4要素(※2)について分析を行ないました。
また、明らかにした“新・欲求”に関して、一般消費者(全国15歳~79歳男女)に対して定量調査(※3)を行い、共感度/持続度/未充足度の3つの側面で評価してもらいました。
消費者は、自分らしく価値あるニューノーマルを探す旅を始めた
緊急事態宣言が発令されステイホームを続けていた時と、宣言が解除された後で、消費者の行動や心理は変化していました。
緊急事態宣言下では、現代人が経験したことのないパンデミックの事態に“混乱する中でもがく消費者の姿”が見て取れました。
宣言解除後では、コロナ禍での生活が長引く中で、ある種冷静に“自分らしく価値ある新しい日常を模索する消費者の姿”に変化しています。
消費者は、コロナとの長期戦に腹をくくって、自分らしく価値あるニューノーマルを探す旅をはじめています。
それは、世間一般に共通する正解を求める旅ではなく、コロナ前よりもまして“自分らしさ”を重視した旅路です。
私たちは、前回発表の20の新・欲求(共感と非共感の心のスイッチ)に加え、新たに20の新・欲求を明らかにすることができました。
これら40の新・欲求は「ニューノーマルへの7つの旅路」として、整理することができました。
ニューノーマルにおける、共感と非共感の消費者インサイト
7つの旅路に体系化された40の新・欲求は、次の情報で構成されています。
・消費キーワード:ニューノーマルにおけるビジネス(マーケティング)機会
・共感スイッチ:企業が応えるべき消費者の欲求
・非共感ポイント:企業が感じさせてはいけないこと
・代表する消費者事象(n=1)とイメージビジュアル:この消費キーワードを象徴する具体的な消費者の行動
・Beforeコロナの価値:変化を理解するための従前の価値
・With/Afterコロナの価値:ニューノーマルにおいて着目すべき価値
・定量調査によるスコア
~共感度:それぞれの“共感スイッチ”に対して共感する人の割合
~持続度:それぞれの“共感スイッチ”が今後も続くと思う人の割合
~未充足度:それぞれの“共感スイッチ”が普段の生活で充たされてないと思う人の割合
ニューノーマル・プラネット2.0の無料サンプルレポートで、「ニューノーマルへの7つの旅路の一覧」と「40の新・欲求の一部」をご紹介しています
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