コロナ禍は、私たち人類が経験したことの無い未曾有の事態であり、経済復興対策は世界共通かつ、切実な課題です。
それにも関わらず、ヨーロッパを中心とした先進諸国では『グリーンリカバリー』とよばれる取り組みが始まっています。
『グリーンリカバリー』とは、経済政策を優先の復興ではなく、これまで先送りになっていた環境問題も課題として盛り込み、一緒に解決してしまおうというというものです。
生態系や生物多様性の保全を通じて災害や感染症などに対しても、困難に強いしなやかな社会を作っていくという考え方です。
コロナ禍は人々の生活をも大きく変化させた一方、社会の一員として、また地球上に生きる人類として取り組まなければならない多くの課題も浮き彫りにしました。
私たち個人のレベルにおいても、これまで頭で理解していてもなかなか手をつけることができなかった問題や、欲求はあっても変化のきっかけがつかめずにいた物事を前に進める契機となりました。
コロナ禍からの復興は単なる『Beforeコロナ』の状態に戻るということでは決してなく、『With/Afterコロナ』の世界を作っていくことが求められているような気がします。
私たち企業においても、このような『With/Afterコロナ』の価値観の中では、「自社の利益」だけでなく、「社会課題の解決への貢献」、そしてそれが消費者にとって、共感し消費活動を通しその活動に賛同ができるかがより強く求められる時代になりつつあるのではないでしょうか?
もちろん『Beforeコロナ』でも「社会課題の解決への貢献」に取り組まれていたという企業・団体は多いかと思います。
それでは、『With/Afterコロナ』の世界で、より支持される「社会課題の解決への貢献」とはどのようなものでしょうか?
自社が取り組む社会課題において、いま消費者やユーザーが心から共感することとは何でしょうか。
また、自社の活動として、共感を呼び起こすことができそうな社会課題の領域は、どこでしょうか。
これらを明らかにし、ブランドの意義と社会貢献を一致させていくことで
新しい時代においてもより消費者に支持される企業活動を行うことができます。
それを支援するのが「国内外のソーシャルグッドな消費者事象リサーチ Research for Good(リサーチ・フォー・グッド)」です。