【連載4回目】デコム入社1年目 ぴかりんの初心者なりにインサイトを活用してみた! | 株式会社デコム
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【連載4回目】デコム入社1年目 ぴかりんの初心者なりにインサイトを活用してみた!

皆さんこんにちは、テンションが上がりっぱなしで止まらないぴかりんです。

念のため【前回までのぴかりん】
デコム入社1年目 ぴかりんの新奇事象と初対面してみた!

先日、アイドルの握手会で後輩が私よりも先にアイドルと握手をして「後から来る人。俺の先輩だからぴかりんって呼んであげて!」と伝えてくれたらしく、「こんにちは、ぴかりん先輩」と言われました。おかげさまでこの記事もノリノリで書いております。

この話を上司にしたところ「なんで、アイドル好きなの?」と言われて困りました。

「かわいいから」以外の答えが出てこないんです。

えぇ、色々考えたんですけど全く出てこないんですよ。こんなに好きなのに「かわいい」なだけないんですよ。アイドルにはまったことなんて今まで一度もなかった私がこんなにはまってるんですから。

「実はそれ、インサイトで解決できるんだけどやってみる?」

おそらく、私の先輩は神様です。このもやもやを消し去ってくれるのですから。

「ぜひぜひ、お願いします。私のもやもやをリセットしていただきたい!」

食い気味に返答しました。

キーインサイトとバリュープロポジション

キーインサイトは隠れた不満や欲求のエッセンス。バリュープロポジションはキーインサイトを満たしてくれる価値提案のこと。この二つがミックスされてアイデア誕生!上司にどや顔で言われましたが「ちょっと何言ってるかわからない」状態に陥るぴかりん。

なので、私の大好きなアイドルを例に先輩と心優しい調査班の方が教えてくれました。

私の中の印象なんですけど、今君臨しているアイドルが流行る前って「遠い存在」だったんですよ。なんかこう「手の届かないところにいる」感じといえばいいんでしょうか。テレビからは絶対出てこないというか。うまく言えないんですけど。

ですが、某プロデューサーはあるものに目を付けました。それは「秋葉原」です。某アイドルが流行るちょっと前、「メイドカフェ」なるものが秋葉原で大ブームになりました。絶頂期には5時間待ちなんかは普通だったようです。

それと同時期に「地下アイドル」もブームになりました。ライブアイドルと表記されることもあり、メディア露出よりライブ中心の活動を主としているアイドルですね。

そして、元々のアイドルファンだった方々は秋葉原のメイドカフェや地下アイドルに会いに行くようになりましたとさ。
さて、アイドルが好きだった方々がアイドルから離れ、メイド喫茶などにはまった理由は何だったのか?

ここでの元アイドルファンたちの潜在的な不満は何だったのか?

答えは、「高嶺の花だったアイドルたちを応援してもどうせ推しメンバーには届かないからもういいや」です。届かないからこそ美しい、届かないからこそ届いてほしい、という気持ちに限界が来てしまったんですね。

これが今回で言う「キーインサイト」となるわけですね。

じゃ、このキーインサイトを解消するバリュープロポジションを考えてみよう。

「高嶺の花だったアイドルたちを応援してもどうせ推しメンバーには届かないからもういいや」を満たしてくれるもの。それが「推しメンバーに私はあなたを応援してるので頑張ってね!をお届けできる」ということになります。

ここから導き出せるアイデアは、今をときめく彼女たちが話題になったコンセプト「会えるアイドル」になります。

私は確信しました。そうなんですよ。今のアイドルは自分自身が応援出来ている感が、高嶺の花だった昔のアイドルよりも感じられるんですよね。

私が彼女たちのファンになったのは「かわいい」からはもちろんですが、会いに行ってちゃんと「お疲れ様!」「応援してます!!」「がんばれ!!!」と応援している言葉をきっちり彼女たちに届けられるところが良い。

さらには、彼女たちから「ありがとう」「がんばるね!」「こんにちは、ぴかりん先輩」のように返ってくるので「会話をしている」実感があります。

私が彼女たちを推している根本だったのか。私のアイドルが好きな気持ちまで「心の奥底に隠れていたのか」と驚愕いたしました。

自分の心を「インサイト」の力を使って丸裸にされたぴかりん。まだまだ、インサイトそして自分を成長できるものはまだまだ無限大にあると確信を得ると共に、徐々に自信をつけるぴかりん。

がんばれぴかりん。まけるなぴかりん。ぴかりんの物語はまだまだ始まったばかり・・・。

STEP5に続く>>【連載5回目】デコム入社1年目 ぴかりんの初心者なりに4観点を思考してみた!