生活者の「n=1行動」を捉えるべき「生活14カテゴリー」
新型コロナウィルスの影響で、全国に出された緊急事態宣言の延長が決定されました。コロナ関連の外出自粛やテレワーク推奨などの動きで、皆さまのこれまでの働き方にも、変化が表れていますよね。
デコムでは、生活者がお金と時間を使うものを14のカテゴリーに分けた「生活14カテゴリー」を起点に、分析をしています。下記をご覧ください。どのカテゴリーにおいても、大なり小なり皆さんご自身も変化を感じられているのではないでしょうか。
コロナ禍のn=1事象をいち早く収集
デコムでは、たった一人しかやっていないような、n=1がしている行動に着目をして、こんな不満を感じていそうだな、こんな新路線がありそうだな、と発想を膨らませながら新路線を発見していきます。
弊社デコムが運営する「Trend banK」では、いちはやく、コロナ真っただ中の今、生活者ひとりひとりにどんなことが起きているのかを調査し、掲載を始めました。
1つの例として、こんな人がいました。
飲食カテゴリーにおいて、宮崎県にお住まいの2人のお子さんをお持ちの44歳の女性は、こんな行動をしているようです。
習慣になっていた回転寿司に行けなくなって子供を喜ばすイベントとして、プラレールのきかんしゃトーマスが運んでくる「自宅版回転寿司」のサプライズをして夕食を楽しまれたようです。家庭内でのお楽しみを開発し、家の中でできるアイデアを見出しているんですね。
またもう一つの例として、こんな方もいました。
仕事・働き方カテゴリーにおいて、千葉県にお住いの6歳のお子さんがいらっしゃる37歳の正社員の男性は、こんな行動をしているようです。
午後には外で遊びたがる子供との過ごし方として、戸建ての家の前のスペースでキャンプ気分を演出しながら、在宅勤務との両立を楽しく工夫されているようです。こちらの方も、家の中で日々繰り返される遊びや仕事を、プチイベントとしての楽しみを見出されています。
これらのn=1の事例から読み解けることは、「ひとりひとりが自由な発想で、多様な生活イベントを創造していく」というような、「生活イベント創造消費」が、アフターコロナ時代に、広がっていくのではないでしょうか。
「ステイホーム」の自粛の動きから解放されたら、生活者はこれまでどおりの生活に戻っていくのか、というとそうではないとデコムでは考えています。「生活イベントを創って楽しむ」ことを覚えてしまった生活者は、「ニューノーマル」な消費行動として、多様な生活イベントを楽しみだすのだと思います。
アフターコロナ時代にどんな変化が起こってくるのか。これについて、デコムでは5月11日に「With/Afterコロナに企業が注視すべき消費者の新・欲求 New Normal Planet」を発表しています。「生活イベント創造消費」もその中のひとつです。是非こちらもご参考いただければと思います。
withコロナの「n=1行動」もすぐに閲覧できるメディア「Trend banK」
上記のような、「Afterコロナ時代」の当たり前になりそうな「新しい価値」を含んだn=1行動を、いつでもどこでも読めるのが「Trend banK」というメディアです。
デコムが提唱する消費者がお金と時間を使う14のカテゴリーごとに、デコムのインサイトアナリストが厳選した事象行動を、毎日読むことができます。今回、「コロナ」というカテゴリーを新たに設け、コロナ禍の事象を集中して読めるようにいたしました(最右部)
在宅勤務中でも2週間の無料トライアルで、そのすべてをのぞき見することができます。是非この機会に、「Trend banK」をお試しください。