【前回までのぴかりん】
【連載4回目】デコム入社1年目 ぴかりんの初心者なりにインサイトを活用してみた!
皆さんこんにちは、アイドル大好きぴかりんです。
アイドルにはまった理由のもやもやを吹き飛ばしていただき、晴れやかな気持ちでこの記事も書いております。
結局は、感情にフォーカスしてあげてそれを充たしてあげりゃいいんだろ!簡単じゃないか。
・・・何かおかしくないですか?調査官の方はなぜそんなに冷たい目を私に向けるのですか。
「いや、インサイトってそんな簡単に出ませんから。」
いやいや前回、サクッと出たじゃない。「高嶺の花だったアイドルたちを応援してもどうせ推しメンバーには届かないからもういいや」を充たせばいいんじゃないのか!?何が違うのよ!?
「キーインサイトを求めるときは、4要素を見てインサイトを出します。」
「ちょっと何言ってるかわからない」状態ですよ。何よ4要素って。「火」とか「水」のこと?
「いや、違いますから。普通に考えて違うってわかりませんか?」
おぅ・・・。調査官の方が厳しい表情に・・・。
4要素からインサイトを導く
「4要素は『シーン』『ドライバー』『エモーション』『バックグラウンド』です。」
英語苦手なんですけど・・・。要は『場面』『源泉要因』『情緒』『背景要因』ってことね。
「ここで、重要なところは『エモーション以外は人の感情に左右されない客観的事実を入れる』ことです」
つまりは、『エモーション以外は客観的事実を書く』ことだな。感情は、人が感じる事だからその人の主観でOKってことね。
「では、前回のアイドルのやつを4要素で書いてみましょう、感情以外のところはそのままですからね」
こんなもんか・・・。
「そうですね。ここで注目すべきところは『感情だけを充たしてあげるようなものではだめ』なんですよ。」
なるほど・・・、確かに『頑張っても推しメンバーには届かないしうんざり』だけを充たしてあげるとしたら、ファンレターを送れるキャンペーンとかそうゆうので代替されるからそんなにいままでのキャンペーンと変わんないってことか。
『自分の存在を認識してほしい』ってところから『会えるアイドル』ってインサイトにたどり着けるってわけね。
「価値から対比をさせていませんが仮に対比させてあげるとしたら、メイド喫茶のメイドさんとキャッキャウフフする行動から導くことが出来ますね。」
少しテンションがおかしくなってきた調査官の優厳しいご指導の下作ってみることにした。
「いい。さすがあたし・・・、では、この価値を感じている行動から不満を紐解いてみて!」
いや、作ったの俺ね・・・。教えてくれたけど。
ここから、価値を感じる行動『メイド喫茶で実際に触れ合う』価値のエッセンスと『頑張っても推しメンバーには届かないしもううんざり』を混ぜてあげることで『会えるアイドル!』のバリュープロポジションが完成!っていうことか。
「ちょっと何言ってるかわからない」状態脱却!
いやぁ、がんばったわ~。かなりイメージ的には難しいけど前回より納得感が違いますな。
「なんでこんなことしてるの?から不満を導くって面白いな。」
「次は、『天使』と『悪魔』ですね。」
4要素を習得することに成功したぴかりんでしたが、調査官が言う『天使』と『悪魔』とは
がんばれぴかりん、負けるなぴかりん。ぴかりんの挑戦は続く。続くったら続く。