皆さんこんにちは。シュークリームのシューは包むだと教えられて27年間、本気で信じていたぴかりんです。先日ドヤ顔で先輩に披露しました。シューはキャベツです。と教えられ、いまだにいじられます。
前回のお話デコム入社1年目 【ぴかりん番外編】インサイトで読み解く私の愛するルパン三世
最近、非常に寒い日が続いていますが皆様、ご体調は大丈夫でしょうか。デコムでも体調が悪い社員が出始めているので皆さんお気を付けください・・・。ぴかりんは元気ですが、朝布団から出ることが出来なくなる体質になりました。
「それ、完全に怠惰じゃん。」
上司からの冷たい一言。しかし返す言葉もございません。
「皆さん、こんな経験がおありかと思いますが先輩は今までなかったんですか?」
「ある、いまだに俺もそうだ!のび太だって言ってるぞ『あったかい布団でぐっすり寝る!こんな楽しいことが他にあるか。』と。」
え~、あんたもか~い。人の事言えないじゃないか。それにしても、のび太良い事言うじゃないか。
「でもな、これって実はインサイトに関わりがある話なんですよ。」
久々来ました~「ちょっと何言ってるかわからない」状態。インサイトって隠れた心理なわけでしょ?どうして、インサイトと布団から出れないが一緒なんだ?
とりあえず、インサイトに関わる話なら聞かないわけにはいかない。
共感の花を咲かせましょ!
「まずは、花をお見せしましょうか」
花!?
「そう、花。これをデコムでは共感フラワーという!」
「ほんとになにいってるかわからない」状態。なんで急に共感て言葉が出てきたのよ。
「じゃあとりあえず、共感フラワーは置いておきましょう。最近、マーケティング業界で注目されてんのはEmpathy!」
「Empathy!って何ですか?日本語でお願いします。」
この後、英語の勉強をしなさいと2時間くらい怒られました。
「empathyは共感。つまり誰かに感情移入すること。で、これって実はインサイトもそうなんだよね」
そう、インサイトって人が言えない心理を言語化したもの。つまり「あなたが抱える不満はここだ!」と突き付けた時、相手が「そうそうそう!よくぞ言ってくれました!その通りですよ!」となる。
つまり『提示された不満に対して感情移入する』ので、インサイトは共感と密接な関係があるそう。
「さらに、共感には種類が2つ。認知的共感と情動的共感がある!」
「認知的は、他社の視点を取得することにより他社の心情を理解する状態のことを指す!上司が部下の視点になって気持ちを推し量るみたいなもんだね。」
「なんとなくわかった気がします。では、情動的は?」
「情動的は、テレビとかでバンジージャンプのロケ番組とか見てると『あ~、死んじゃう!めっちゃ怖い!』となる状態だな。勝手に他社と同様な情動状態が経験される現象」
なるほど、自分から合わせに行くときと勝手になっちゃうときの共感があるってことか。
「で、人が共感するときってこんな時を表したのがインサイトフラワーだ!」
ラグビー日本代表がアイルランド戦で勝った時、「もう奇跡とはいわせない!」は名実況でしたね。多くの観戦者、そしてラグビーファンが感動した実況でした。
名前のない・見えない家事は、多くの主婦がうちの旦那もやってくれないのよねぇ~と爆発的に広まりましたね。
ラグビーワールドカップ2019日本大会公式キャッチコピー「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」も確かにそうだ、見なくちゃと思わされた人も多いのではないでしょうか。
「お~、共感ってすごい。」
「だろ?これを使えば、例えばキーインサイトからバリュープロポジションを出した後、どんなPR打とうかなぁでインサイトフラワーを使えるし、Aっていう商品は『連帯』だけど次は『神秘』の共感取り入ってみる?とかいろんな使い方が出来るってわけよ。」
すごいな共感。『あ~それめっちゃわかるわ~』って実は色々なところに潜んでいるんだな。
「共感」という新しい武器を手に入れたぴかりん。
がんばれぴかりん、まけるなぴかりん。ぴかりんの成長はまだまだ始まったばかり。
>>>STEP8につづく
【連載9回目】デコム入社1年目 ぴかりんの夢の国に魅了された理由を探ってみた!